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岩槻の倉庫解体と倉庫新築工事

岩槻の工場敷地内で、既存の自転車置場と倉庫を解体し、新しい倉庫を2棟建築しました。敷地の勾配に合わせた基礎の高さや、フォークリフトが通るシャッター、スロープ・アスファルト舗装など、日々の使いやすさを考えた施工をご紹介します。

施工前 既存の自転車置場と倉庫があった工場敷地内の様子

今回の工事で大切にしたこと

今回の現場では、工場で使用するフォークリフトが新しい倉庫へ出入りするため、建物とその手前の通路を一体で考える必要がありました。倉庫の入口にはシャッターを採用し、荷物の搬入・搬出に使う開口部を確保しています。

もう一つの課題は、土地に比較的大きな勾配があったことです。建物内へ雨水が入り込むおそれがあるため、基礎を高めに設けました。そのうえで、入口へ上がるスロープと周囲の舗装を組み合わせ、浸水への備えと車両の出入りのしやすさを両立させています。

既存施設の解体から倉庫2棟の新築へ

まずは、既存の自転車置場と倉庫を解体し、新しい倉庫を建てるための工事を進めました。建築する範囲の舗装を取り除き、重機による掘削を行っています。もとの建物がなくなると、新しい倉庫を設ける位置や、周囲の工場・設備との距離も見えやすくなります。

続いて、倉庫2棟の骨組みが立ち上がり、床のコンクリートを打設する準備へ進みました。施工中の写真では、柱や梁とともに、床面の鉄筋と周囲に組まれた型枠が見えます。倉庫の床面や出入口の高さが、この段階で形になっていきます。

施工中 倉庫2棟の骨組みが立ち上がり 床のコンクリート打設に向けて準備

フォークリフトが通る入口はシャッター仕様に

新しい倉庫では、フォークリフトが通る入口をすべてシャッター仕様にしました。工場で荷物を運ぶ際に、そのまま倉庫へ出入りできるようにするためです。完成写真には、正面のシャッターと、その脇に設けた人用の扉が写っています。

車両を使う倉庫では、入口のつくりに加え、そこへ至る路面の状態も使い勝手に関わります。今回はシャッター前の高さと敷地の勾配にも配慮し、建物の外から中までのつながりを整えました。

雨水の流入を考慮して基礎を高めに

この敷地は土地の勾配が大きく、倉庫内へ水が入ってきてしまうおそれがありました。そこで、基礎を高めにつくり、倉庫の床面の高さを確保する仕様としています。周囲の地面と建物内の床に高低差を設けることが、今回の浸水対策のポイントです。

施工中の写真を見比べると、型枠と鉄筋が組まれた段階から、コンクリートの床ができあがった段階への変化が分かります。建物の高さは、倉庫内への水の入りにくさだけでなく、入口前のスロープや舗装の仕上がりにもつながっています。

高くした床へつなぐスロープ

基礎を高くすると、周囲の地面から倉庫の入口までに高低差が生まれます。そこで、入口前にはスロープを設け、フォークリフトが床の高さまで上がれるようにしました。雨水への対策として必要な高さを取りながら、日常の搬入・搬出に使える形へつなげています。

さらに今回は、スロープだけで高さの違いを調整するのではなく、最後のアスファルト舗装まで含めて勾配を整えました。建物の高さに合わせて周囲の路面も調整することで、入口付近でフォークリフトが大きく傾かないように工夫しています。

アスファルト舗装で出入りしやすい勾配に

仕上げでは、倉庫の基礎やスロープの高さに合わせて、周囲をアスファルトで舗装しました。これにより、施工前よりも勾配が緩やかになり、フォークリフトが極端に斜めになることなく倉庫へ出入りできるようにしています。

完成した敷地では、新しい倉庫のシャッター前にコンクリートのスロープが設けられ、その先がアスファルトの通路につながっています。建物の入口だけを見ていては分かりにくい工夫ですが、倉庫と路面の高さを合わせて考えることで、日々の移動に配慮した仕上がりとなりました。

施工後 シャッターを備えた倉庫2棟と スロープにつながるアスファルト舗装

敷地の条件と日々の作業に合わせた倉庫づくり

今回の工事では、既存の自転車置場・倉庫の解体から、倉庫2棟の新築、周囲の舗装までを行いました。土地の勾配による雨水の流入を考慮して基礎を高くし、スロープとアスファルト舗装でフォークリフトの出入りに対応した点が、現場に合わせた工夫です。

倉庫を使いやすくするには、建物の仕様と、敷地内でどのように荷物を運ぶかを一緒に考えることが大切です。今回は、雨水への備えと毎日の搬入・搬出を見据え、建物から足元の舗装までを整えた施工となりました。